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相模原市の病院白衣のクリーニング

2019/02/13

病院の白衣についてちょっと説明させていただきます。

 

病院の白衣は、業務用洗濯に耐えられるつくりになっています。

ですので、家庭用洗濯機で洗うことは十分にできます。

当たり前ですが、業務用洗濯はドラム式の洗濯機で、温度をかけて叩き洗いをするので、かなり過酷な状況になります。

結果、汚れ落ちも、家庭用と比べ段違いに良いと言えます。

更に、殺菌力もかなりある為、洗い終わったものは殆ど菌の付着が有りません。

後、これはなかなか知られてないことですが、白物には「蛍光剤」という布専用の塗料みたいなものがついてます。

この「蛍光剤」について掘り下げて説明いたします。

 

蛍光剤は糸の小さなケバケバの部分に付着し、布の影を作らないように出来ています。

蛍光剤が無いと、布の表面は白いのに、糸の影の部分が黒ずんで見えてしまい、 結果、全体が黒ずんで見えてしまう現象に陥っています。

なので、その黒ずみを消すため蛍光剤を用いて、糸の影を消してしまいます。

そして、その蛍光剤にも色々種類が有ります。

一般に売られている洋服や下着類は、家庭用洗剤に含まれる蛍光剤を使っていると思います。

ですが、病院の白衣などは業務用の洗剤に含まれる蛍光剤を使っているので、高温でアルカリ性のお湯で酸素系漂白剤を用いて付着させています。

つまり、業務用洗濯は洗う過程で古い蛍光剤をはがしながら新しい蛍光剤を付着させるという働きが有ります。

 

この画像を見て頂ければわかると思いますが、手前の白衣は白いのですが、奥の白衣は黒ずんでいます。

手前は、業務用洗濯のみなされていたもので、奥の白衣は家庭用の洗濯機で洗っていたものと思われます。

病院等で使われる白衣は、家庭用の洗剤の蛍光剤は付着しません。

そして、洗剤分はすすぎをしてもどうしても残ってしまいます。

その結果、天日干しした際、残留洗剤が焼けて糸の小さなケバケバがなくなってしまいます。

その状態の白衣を、我々クリーニング業者に預けても、正直白さを戻すことは困難です。

出来ないと言ってもいいくらいです。

 

出来るだけ、白衣はクリーニング業者に出してください。

白さを保つよう頑張ります。

 

ありがとうございました。

 

追伸  先日、およそ30年ぶりぐらいに高校の友人から電話が有りました。

いきなりだったので、新手の詐欺かと思い、慎重に話をしました。

当時のことなど思い出し、最初は「よく調べているな」と思いましたが、いつしかなつかしさと当時の感覚が再来したような複雑な思いが交錯しました。

また、他の友達も加わりラインでやり取りをし、なつかしさを分かち合った日を過ごしました。

私のことを気にかけてくれた友人たちに感謝します。

みんなおじさんだろうなー。